車中泊に適した車について
快適に過ごすための判断基準とは
1.居住空間の広さ
(画像はハイゼットカーゴ)
居住空間になるのは荷室の場合が多いので、荷室の長さ、幅、高さが大事になってきます。
特に長さ(荷室長)が重要です。足を伸ばして寝るためには身長+5cm~+10cm程度は欲しいです(横になると踵からつま先までの長さがあるため)。
2.底面がフラットであること
段差があったり傾斜があると快適に眠れません。クッションやカバン等で段差を埋めることでフラットな床を作れますが、できれば工夫要らずでフルフラットになる荷室が望ましいです。
工夫次第でどうにでもなるとはいえフラットな床を作るための荷物が多くなるのは正直シンドイです。
車中泊に向くボディタイプとは
1.ワンボックス
動く部屋。車両価格や燃費を無視すれば文句無し。床が広いのでカスタム性の高さも抜群。
お勧め車種:ハイエースバン、タウンエースバン、NV350キャラバン、ボンゴバン
2.ミニバン
値段がそこそこで十分な広さがある。
全てのシートを倒せば大人2人+子供2人の家族が寝れる広さを確保できる。
シートから天井までの高さもあるので、着替えたり座ってくつろぐのも不便がない。
シートを倒した時に凸凹ができるので、心地良く寝るためには工夫が必要。分厚いマットレスが必須アイテムになる。
お勧め車種:NV200バネット、ボンゴフレンディ、ヴォクシー・ノア、ステップワゴン、エスティマ、セレナ、デリカ、エルグランド、アルファード、ヴェルファイア
3.コンパクトミニバン
ミニバンでは大きすぎるし燃費も悪いから・・・という人はこちら。
広さも十分で、燃費が良く車体価格や維持コストも安い。何かとバランスの良い車種。乗員2名までならフリードスパイクが凄く良い。
お勧め車種:フリードスパイク、モビリオスパイク、シエンタ、キューブキュービック、
4.ステーションワゴン
高さがないのでワンボックスやミニバンと比べると居住性が劣る。
シートを倒した時に凸凹が出来ない車種が多くベッドメイクが簡単。寝るだけなら十分。
良く走り、良く曲がり、良く止まり、良く泊まれる。
お勧め車種:フィットシャトル・レガシィツーリングワゴン・アコードツアラー・アベンシスワゴン ・アテンザワゴン・V70・V60
5.RV・SUV
悪路走行するならこれ一択だけれど、大きな車体から想像する程に車内は広くない。シートを倒してもフルフラットにならない車種がとても多い。
お勧め車種:ヴェゼル・エクストレイル・アウトランダーPHEV
6.コンパクトカー
燃費は良いけど狭い。殆どのコンパクトカーで車中泊は無理。
7.軽自動車
燃費は良く税金も安い。初期費用に割高感があるけれど、維持費(特に税金や修理費)を考えればやっぱり安い。
軽自動車の中でも断トツに良いのがN-BOX+。
N-BOX+・ワゴンR・ハスラー・ウェイクはメーカーが公式に「車中泊」をセールスポイントにあげています。
お勧め車種:N-BOX+、ウェイク、ワゴンR、ハスラー、ミニキャブキャンパー 、旅人、ハイゼットカーゴ、エブリィ
4ナンバーの商用軽バンについて
もともと4ナンバーの商用車は車中泊に適していることが多いです。
荷物をガッツリ積めるような需要に応えるため、荷室が広く・フラットになっているからです。布団一枚敷くだけでクルマが寝床に早変わり。
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2016/07/20