ホンダS-MXを使って富士五湖で車中泊

　山梨県富士五湖を周遊観光しながら車中泊しました。まず定番の富士スバルラインを使って、富士山の5合目まで登ってみました。5合目までは車で行くことができます。山頂を見上げると、麓から見る景色とぜんぜん違って威圧感があるくらい迫力があります。みやげ物店がたくさんありますが少し覗いて下山。次は山中湖方面へ向かいましたが、かなり道路が渋滞していたのでここは回避。河口湖へ向かいます。

　河口湖を一周する道路は、湖畔から富士山が望めて気持ちがいいですね。丁度半周したあたりに、西湖へ抜ける道があります。西湖は小さな湖ですが河口湖、山中湖のように観光施設が乱立していないので、湖畔の駐車場へ降りれば自然と親しめる感じがとても素敵です。
　西湖の「いやしの里」に行ってみました。なだらかな山の斜面に、かやぶき屋根の集落が再現されています。それぞれの建物がいろいろなお店になっています。手打ちそばのお店で食事をしました。ここからも富士山がとてもきれいに見えます。藍染のおしゃれな手ぬぐいを買いました。国道139号線を本栖湖方面へ向かいます。

　この本栖湖の湖畔の駐車場が今夜の車中泊する場所です。ここを選んだ理由は、近くにキャンプ場があるため、程よく人がいて寝ていても安心です。町営の公園なのできれいなトイレもあります。あまり人里はなれたところは怖いですから。

　富士五湖は東京から近い観光地なので日帰りで来る人がとても多いです。夕方、中央高速の上り線の渋滞は半端じゃありません。車中泊なら心配ありません。混雑する観光地は、みんなが帰って空いてからゆっくり行けばいいわけですから。温泉施設も少し走ればいくつかあります。時間を気にしないで気の向くままに行動ができます。

　ホンダのS-MXは車中泊用に購入しました。中古ですがリーズナブルな価格で手に入ります。シートはフルフラットになりますが、車中泊となると工夫が必要です。凹凸の部分に座布団を置いてその上に寝袋を広げて敷いて眠ります。特に腰の部分が重要です。ここは一回寝てみて違和感があれば、雑誌などを挟んで調整しています。これをしっかりしないと翌日、腰痛になってしまいます。窓周りはマジックテープで止められるカーテンを愛用しています。そんなに着脱に手間はかからないし、走行するときはなるべく宿泊用に見えないようにしています。

　日常の生活からはなれて、気ままに旅をするには車中泊が最適です。行き当たりばったりの旅も楽しいものです。自由を感じる最高の旅が出来ます。