旅の定番、夜はサービスエリアで車中泊。

独身時代、割合一人旅が好きでした。
車を手に入れてからは、車に乗り、ある程度の行き先を決めると、後は成り行き任せの旅。
そういう気ままでノープランな旅が大好きでした。

当時の愛車はニッサンのS-RV。マニュアル車、と知ると大体知人は驚きます。

住んでいる群馬から、大阪の実家に帰る際。
朝方出れば夕方に着き、なんとなく一日が移動だけで終わり悲しい気持ちになったことがあります。
そんな反省から、ある時、夜間に出発することにしました。
夜のうちに半分ちょっとまで車を進め、車中泊。そしたら日の出と共に起き出して朝の八時頃には実家に着くだろう。
そういう予定で走りました。

結構緊張と興奮から、福井県くらいまで（この時は新潟経由で向かってみました）到着。
だいたい深夜１時頃だったように思います。
適当なサービスエリア、「オアシス」なんて書いてあったので、大きな所でゆったりできるかな。
深夜でもなんか軽食が食べれるんじゃないかとか。
そんな期待もしつつ、サービスエリアに入ってみました。

確かに駐車スペースが広い。
けれども、残念ながらお店関係は完全に閉まってました。
建物の明かりは点いていたんですけどね。
仕方がないので自販機で飲み物を買って、車でひと眠りすることに。
駐車場にはどこから現れたのか、スケボーをする３人の若者がいて、
がちゃ、がちゃん！　と音を立てていました。
それも次第に気にならなくなって・・・。

浅い眠りの中、日が昇り始め、それとともに目が覚めました。体がなんとなく痛い。
やっぱり車だとゆっくり眠れないなぁと思いつつも、
ホテル代が浮いたことの方が、若かりし日の私としては大きかったです。